二子山中央稜_マルチ_2022年10月23日(日)
今週はタカちゃんが山に行けるのが日曜日だけというこで、そろそろ寒くなり行けなくなりそうな小川山の野猿返しにマルチピッチに出かけようと計画していた。いつものように天気予報とにらめっこする毎日で途中で小川山の天気が怪しくなってきたので、代替案として二子山中央稜のマルチピッチを考えていた。土曜日まで決められず、どちらも何とか行けそうな状況だった。結局、最終的にタカちゃんと相談し二子山中央稜に行くことした。
朝3時半に私の自宅に来たタカちゃんとともに私のエクストレイルでタカちゃんの運転で出発した。伊勢原ICから青梅ICまで高速に乗り、後は長い下道を走る。途中、霧で幻想的な秩父公園橋を渡り、秩父の写真を撮りながら二子山のある小鹿野町に向かった。
秩父の谷には霧がかかり幻想的な風景だった。
6:38 二子山倉尾登山口の駐車場に到着。すでに2台の車が停まっていてその1台に乗ってきた人は出かける寸前だった。ヘルメットはかぶっているけどロープは持ってなさそうだった。早速、MKコンビも準備をして出発した。
登山口でまずカウンターを押す。熊出没の表示が新しい。タカちゃんが事前に二子山西岳の熊と遭遇したYoutubeの動画を送ってくれた。居付きの熊はいないし、土日は結構人の多い山なので、警戒心ゼロだ。FBの友達が後で心配してくれた。二子山は結構危険な山で令和3年に1名、令和4年に2名の方が滑落して亡くなられたと表示してある。前回、2020年10月に来たときも下山時に滑落事故で警察、消防が集まっている現場に遭遇した。この時も残念ながら亡くなったとのことだった。登山口まで車で簡単に来ることができるだけに気軽に登ると危険だ。特に下山時は鎖場が多く滑落リスクが高い。
又峠に着いた。坂本の方へ少し下って西岳へトラバースしている登山道に入る。
二子山中央稜の取付の目印は赤いドラム缶だ。
二子山中央稜の取付。こんなだったかな。
登攀準備中の私。今日は、50mダブルロープ2本であがる。
今日はリードを交代しながら登ることにした。3ピッチ目が核心だと思うと言ったら、やる気満々のタカちゃんは1ピッチ目をリードするというので、「どうぞどうぞどうぞ」というこで登り始めた。
1ピッチ目は、タカちゃんのリードだ。
1ピッチ目の終了点。
天気最高で両神山が良く見えた。
2ピッチ目をリードする私。少ししょっぱ目のルートだった。
2ピッチ目をフォローで登ってくるタカちゃん。
3ピッチ目をリードするタカちゃん。クラックの終盤が核心だが、残置スリングがありA0すれば登れる。最初は残置のハーケンで支点をとり、後半はカムで支点を取っていた。
3ピッチ目を登り終えると広い踊り場になり休憩する。ローソク岩も良く見える。
4ピッチ目は私のリード。写真のところまでフリーで登り残置支点のハンガーボルトで支点をとる。最後の登りが少し癖があるが簡単に登れる。
タカちゃんに笑っている写真はかっこよくないので笑うなと言ったけど、やっぱり笑ってる。
5ピッチ目はタカちゃんリード。残置支点のハンガーボルトがあるが、タカちゃんはカムでも支点を取っていた。
6ピッチ目をフォローで登って来るタカちゃん。
天気も良く、良い眺めだな。
6ピッチ目の終盤。
6ピッチ目から上はフリーで登っていける。
リンドウが綺麗に咲いている。
違う種類のリンドウかな。白い点々が花びらにある。
リンドウの色が清々しい。
タカちゃんが西岳頂上に行きたいというので行くことに。熊が出たのは頂上からもう少し先の地点らしい。西岳の頂上に行く途中に又峠への下山ルートがあった。
西岳から少し引き返し、又峠に下る一般ルートで又峠に着いた。
11:04 二子山倉尾登山口の駐車場に戻る。
小鹿荘で日帰り入浴。午後3時までで入浴料700円だった。内風呂と露天風呂があり、水風呂はなかった。
腹が減ったつうことになり、横道に入り観音茶屋というところへ。お昼時ということもあり、結構待ち時間があった。この写真を撮ったのが、12:52で下のお蕎麦が来たのが13:46だから、ほぼ1時間待ちでした。
写真は、観音そば鬼ころり膳。1680円で下の写真の鬼ころりが付く。
鬼ころりは,山芋とそば粉を練ってゴマ油で揚げたものだそうです。