赤岳_真教寺尾根↑県界尾根↓_2023年1月7日(土)から2日間

先週は隊長とタカちゃんが阿弥陀岳北稜にチャレンジしたが下山予定の中岳コルからの谷間に熊が出没し、残念ながら引き返し下山したらしい。今週は広河原沢左俣のアイスクライミングに行こうかと思っていたが、タカちゃんが先週の下山中に足を痛めたというので断念した。結局、土日で天気は良さそうなので八ヶ岳赤岳の真教寺尾根から登り、県界尾根で下るルートにチャレンジしてみることにした。

1日目は、美し森無料駐車場に車を停めて牛首山を越えて標高2300m周辺のテント泊敵地に一泊し、2日目で赤岳を登頂し、県界尾根を下り、野辺山と清里の分岐を清里方向に下りて沢沿いの林道と舗装された二車線の道を美し森無料駐車場まで歩くルートだ。

初日は時間的に余裕があったので朝6時ごろ自宅を出て、国道246号線経由で山中湖、御坂峠を抜け、一宮御坂ICから中央高速に乗り、長坂ICで下りた。美し森無料駐車場に着いたのが10時少し前で結局10時スタートとなった。登山道の横にはサンメドウズ清里スキー場がある。登山道を登って行くとスキー場の山頂駅の横を通るが動物避けの電気柵があり、リフトで上っても登山道に入れるのかどうかわからなかった(自分は野生動物側の人だと痛感した)

9:55 美し森駐車場を出発!

山梨県の迂回路指示に従って進む。

雪山のハズが雪無し状態。

目的の赤岳が遠くに見えて来ました。長そうだな。

赤岳周辺は雪山だ。左手前が牛首山ですかね。

最初は緩い傾斜の林道歩きです。ここは左に進みます。

この分岐も左に進みました。

八ヶ岳の森を散策するのも楽しそうですな。

10:42 羽衣の池に到着しました。池の周りにトレースがあって私は左側を進みましたが、どちらを行っても同じみたいでした。

ここから森の中に入っていく感じで、傾斜もキツくなります。

登山道って感じですな。

11:42 サンメドウズ清里スキー場の山頂駅の横を通過します。スキー場との表示ですが、動物避けの電気柵が張ってあり、スキー場には入れません。

サンメドウズ清里スキー場の山頂駅です。

牛首山は意外と遠く、まだ先です。

12:09 賽の河原を通過します。賽の河原って何と読むんだろう。「さいのかわら」と読むそうです。三途の河原と同じですな。これ以降はあの世ってことですか(笑)

いつものフィールドサイン。赤い実を食べてます。後でわかりましたが、たぶんカモシカですな。

牛首山の手前のちょっとした岩場でカモシカ君と鉢合わせ。しばし見つめ合い。私がカメラを出そうとしたら、そそくさと立ち去りました。結局、カモシカのお尻しか撮れませんでした。

遥か彼方に富士山が見えて、少し感動!

14:15 牛首山を通過しまた。

14:48 初日の目的地の扇山を通過しました。標高はおよそ2300mです。ここからテントの敵地探しです。できるだけ先に行きたいのですが、標高が上がるって樹木が少なくなると風が強くなるし寒くなるので、はじめて来る場所でどこにするかを選ぶのは難しいです(後からですが、もう少し先に進めば良かったです)。

15:46 テント設営完了。かなり軽量化した装備ですが老いぼれには結構こたえますな。誘惑に負けて赤ワイン持って来ちゃったし(笑)横着な私は雪で水作るのも面倒なので担いで上げました。テントも林に囲まれてるし、風吹かなそうなので固定しなかったです(本当はダメですよ)。それから雪が少なかったので、ここまではノーアイゼンでした。

7:17 いや~寝坊しました。天狗尾根を眺め2日目の出発です。そういえば昨日ブルーベリーとヨーグルトを食べたおかけで体調万全で快便。かなりの軽量化を達成しました(笑)でも寒いと布団から抜け出せない質であっとゆう間に時間が過ぎて明るくなってからの出発です。ヘルメットとアイゼン装着し、ピッケルを持ちました。

傾斜はキツくなり、雪も多くなりました。でもトレースは、はっきりしています。

結構森林が続きます。テント敵地も何箇所かあり、テント泊の跡もありました。

更に傾斜がキツくなります。トレースは、まだはっきりしています。

隣の天狗尾根のトンガリが良く見えて来ました。

霞富士です。ここまで登ってきた甲斐がありました。

徐々に森林限界になって来ました。

トレースは、はっきりしていますが、その上に新雪が少し積もっています。今まで人の歩いたトレースを利用していたのは人間以外の動物たちみたいです。

やっと頭上に赤岳が見えて来ました。

振り返ると長~い道のりです。

立ち枯れした木も目立って来ました。トレースも少し薄くなってます。

天狗尾根のトンガリが大きく見えます。向こうの尾根もたいへんそうです。

最初の鎖場が遠くに見えて来ました。

鎖場を間近に見ると傾斜がキツくしくじったら谷底行きです。行けなくないですが、私失敗できませんので右側の斜面を登ることにしました。

ピンクテープがあるので、鎖場が雪で埋まったときのルートだと思います。でも・・・

誰も登ってないのでラッセルでした^^;

天狗尾根を団体さんが下山して行くのが見えました。

また、鎖場です。バテ気味の私は、ここで小休止です。

赤岳が近くなって来ました。上部部分でキレット小屋からのルートに合流するためにトラバースしますが、そこに鎖が完全に埋まっていて、少し怖かったです。

トラバースした後、すぐに現れる鎖場です。雪が付いてない岩場をアイゼンを付けたまま登りました。

11:34 キレット小屋から赤岳までのルートに、やっと合流しました。赤岳頂上まで、あと15分もあります。

12:13 赤岳山頂にやっとたどり着きました。15分のところを30分以上かかりました(笑)

出血大サービス!鼻垂れ小僧です。写真だけ撮って休憩もせず下山開始です。

12:18 帰りは県界尾根をくだります。

ここまで誰も下った形跡がなく、ノートレース。更にここから下のトラバースは雪も多く難儀でした。トラバースしたら誰かが県界尾根の下から登ってきたトレースに合流し、安堵。ただし、相当な急斜面を下ります。

良さげな寝床ですが、氷柱が怖いな(笑)ここから更に下ったところで女性ひとりで登ってくる方とすれ違いました。下でトレースを付けた方とあったらしく、直登ルートで登ったとのことでした。先でトレースが二俣に分かれていますと伝えて分かれました。この女性、30mロードにワカンなど、相当な重装備でした。スゲーな。

14:06 大天狗を通過しました。下りで2時間かかっているかなり遅いペースです。ここから平坦な登山道ですが、足が動きませんでした。

途中、振り返ると赤岳。

15:38 小天狗を通過。大天狗から50分とありましたが、およそ90分かかりました。ヘロヘロです。

小天狗を過ぎたここから清里方向へ。沢沿いに下りる手前でトレースが不鮮明になり右往左往。沢沿いは林道なのでアイゼン外しピッケルをストップに持ち替え下ると舗装された普通の二車線道路にでる。ここから車を停めた美し森無料駐車場までが遠かった。途中、スキー場の前を通るので帰りの車が多い。そんな中、25分の舗装道路歩き。駐車場に着いたのは日の暮れた17時半前だった。

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