本谷川水系_四町四反ノ沢_2022年8月27日(土)
今週の天気も中々悩ましい予報だった。日曜日は崩れそうな予感。結局、土曜日にタカちゃんと私は二人で四町四反ノ沢右俣に行くことにした。キョウちゃんとユウちゃんは幕岩に行くという。後で聞いた話だがキョウちゃんがアリ婆、あっ間違えたアリババをリードでほぼ登ったらしい。やられたー!隊長はキーちゃんと日曜日にセドノ沢左俣の沢登り予定だったが雨予報に変わったためあえなく中止になった。
土曜日の朝5時にタカちゃんと私の自宅を出発した。今日はヤビツ峠を抜けるアプローチではなく宮ヶ瀬湖を経由して塩水橋に行くコースを選んだ。時間的には変わらないが細いくねくね山道を走る距離が短いからだ。帰りも同じコースで帰れば別所の湯で入浴もできる。
塩水橋には6:05に着いた。早速、準備していざ出陣じゃ。
本谷林道に入るタカちゃん。
本谷林道を歩いていると、いつもより沢音が大きい。昨日までの水無川の増水を見ていたので水が多い予感がする。
タカちゃんはどんどん先に行ってしまい。私は写真をパチリパチリしながら進む。まぁ初めての場所ではないので気にしない一人行脚だ。
6:39 天王寺尾根登山口を通過。
ここまで自転車であがって来ている人がいた。帰りは楽ちんだ。
本谷林道の改修工事は進んでいるみたいだ。2022年5月22日に三角沢に来たときは、ここは土のままだった。この上にコンクリートを被せるのかな。
ここはすでにコンクリートで覆われている。
ここもコンクリートを被せるのかな。
いつもの大岩。重すぎて転がりそうにない。
これもいつものモノレール。
7:10 タカちゃんはキュウハ沢の出合で待っていた。ここで沢装備を付け入渓。堰堤を5つ越えるが右側にステップがあるので越えることはできるが、古い堰堤はステップが下側に曲がっているので登りづらい。堰堤から下りるときにステップ使って水流に直に下りるところがあるがそのステップもひしゃげている。下りたところの水深がいつもより深く腰まで水に浸かった。いつもは膝下ぐらいだ。おー水多いと改めて思う。
埋まりかけている戦闘機エンジンを何とか見つけ先に進んだ。
最初の3m滝は難なく左側からクリアした。
次の4m滝では爆音とともに流れる滝の音にルート探しが始まる。
カッパを着たタカちゃんが滝左側を登ろうとするもあえなく敗退した。滝の右側が登れそうな気もしたがそこに取り付くには深〜い滝壺をわたらないといけない。ここは結局左側の岩場を登り巻くことにした。
巻きあがったところで次のゴーゴーと流れる3m滝を見て二人で相談しさらに巻き上がることにした。ロープを付けて登っていくと巻き道の踏み跡があるところに出た。
結局、この踏み跡をたどった二人は四町四反ノ沢の最初の堰堤の上に出た。そこからはキュウハ沢の大滝が見える。私は写真を撮りたかったので堰堤を下りて大滝が良く見える場所に立つ。タカちゃんも下りてきたので大滝の横のチムニー見に行くかと聞いたが水しぶきで濡れそうだったのでやめた。
8:29 やっとここからが四町四反ノ沢の沢登りだ。滝銀座の始まりだ。
2段の滝は左側を登ったかな。滝の数が多すぎて記憶容量をオーバーした。
この滝は右側を登ったかな。
これは途中の二俣で横から四町四反ノ沢に流れ込む滝。
タカちゃんは順調に登っていく。
ここは右側を登った。いや左側かな。
ここは巻いたような気がする。
ここらで小滝の連続になる。
タカちゃんは左側を行ったので、私は右側から登る。
滝がなく、少し気を抜ける場所。
沢の横に切れ込みを入れたような谷があり、大岩が挟まっていた。大岩の下をくぐってみたい。
ここは倒木が多く少し荒れていた。
10:02 四町四反ノ沢の右俣と左俣に分かれる二俣に着いた。
右俣に入った途端、沢の水が冷たくなる。ここではロープを出したが、タカちゃんは最初の2条6mの滝でハーケン打つ時間がないといってそのまま登る。私は安全に登ったが途中左足のステップが崩れ落ちた。テンションはかけなかったがビビった。この後3条5m滝は倒木にしがみつきつつ登った。
8m滝だが問題なく巻き。タカちゃんは最初左岸を巻こうとしたが右岸から巻くことにした。
右岸を巻くタカちゃん。ロープは引きずっているだけで支点は取っていない。私はフィックスロープで登る。
巻途中にとても登れそうのない滝が見えたので途中まで下りて写真を撮った。トポには12m滝とあったがそれ以上あるように見える。
巻き終えた後の6m滝。フリーで滝の流芯を横切るように登る。
2m滝×3m滝×3m滝の連瀑。フリーで登る。
2段になっている滝(トポでは6m滝かな)。フリーで登れるが上段は少し難しい。
上段を登ってくるタカちゃん。
2m滝×2m滝×3m滝の連瀑。
水枯れでゴーロ帯となる。
11:53 二俣になったポイントに到着した。左右とも悪そうなのでここから詰めることにし、真ん中の尾根に取り付いた。
詰め上がって行く途中で右側に切れ込んでいる沢の上流の写真を撮る。ここは怖くて登れない。
詰めて行くと両サイドが崩壊している場所に出る。
先に進むタカちゃんが写真を撮る。
こんな感じ。ここからは怒涛の藪こぎとバラとアザミとの戦いが待っていた。12:30過ぎ塔ノ岳と丹沢山を結ぶ丹沢主脈の登山道に出る。しばし休憩。たくさんの登山者が通過して行く。
美味しそうなので食べたが甘くなかった。後で調べたらバライチゴでした。
12:55 下山を開始する。
休憩中は見えていた塔ノ岳山頂が雲の中に隠れてしまった。
13:01 日高に到着した。ここから登山道を外れ寿尾根を下りる。
寿岳が見える。雲底が大分下がってきた。
14:42 キュウハ沢出合まで戻る。今日も同行者のヒル君とはここでお別れ。と思いきやタカちゃんをこよなく愛するヒル君はタカちゃんの居心地の良いおヘソについて車まで行きましたとさ(笑)
15:30ごろ塩水橋まで下山後、タカちゃんのおヘソの出血が止まった(入浴したらまた出血したけど)ので清川村の別所の湯で入浴し、天ざるを頂く。ウメー!