神ノ川_伊勢沢_2023年4月22日(土)

今週はタカちゃんと神ノ川の伊勢沢に沢登り行ってみることにした。隊長はお仕事でシュウちゃんは至仏山に行くらしい。神ノ川林道は事前に調べた情報では令和5年3月31日で災害復旧工事が終わっていて神ノ川ヒュッテまで行ける筈だった。ところが実際に行ってみると神ノ川林道は神ノ川分校跡地までしか行けなかった。仕方がないので車を停めた神ノ川分校跡地から歩いて伊勢沢まで行くことにした。

遡行ルートは伊勢沢に入渓し、伊勢沢大滝を使うして右俣に入り、原小屋平まで詰める。その後、姫次、袖平山、風巻ノ頭から右に折れてバリエーションで尾根を下り、車を駐車している神ノ川分校跡地に戻る計画だった。ところが大滝を過ぎた後、なぜか五ノ沢に入り込んでしまったので戻らないで袖平山から連なる尾根の標高1,289mを目指して詰めることになった。そこからの下山ルートは当初の計画とおりだった。

今日の装備は伊勢沢大滝登攀を想定し、40mロープ2本、ハーケン各種、カム(#0.3以下)ボールナッツ。シューズはタカちゃんも私もラバーソールだ(ただしタワシは所持)。

出発時の天気は曇りだったが下山時は太陽が出て春の日差しが注いでいた。遡行中は水を被ることもなく快適に遡行できた。

さがみの会のYoutubeはこちらです。

6:59 準備をして神ノ川分校跡地を出発した。隣の白い車は着いたときにはすでに駐車していた。伊勢沢で途中、釣り人にあったがその方の車だろうか。

7:20 日陰沢橋を通過。

7:29 矢駄沢の橋を通過。

袖平山との分岐を通過。

途中、綺麗な滝が林道の横にあった。

林道の最終ゲートを過ぎると崩壊している場所がありました。

7:51 「あとさかさわ」を通過。

続いて「わたのさわ」を通過。

8:01 神ノ川に下りる場所を少し過ぎて気が付き戻ってきた。目立たない目印だけど沢に下りる急斜面が残置ロープがあり何とか下りられた。

神ノ川の支流伊勢沢の入り口に着いた。ここで沢登り装備を装着して赤矢印の伊勢沢の入り口から入渓。

最初の滝らしい滝。

ヘツリで通過する私。

2段2条の8m滝。1段目は矢印のように左側から登る。

2段目は左側に垂れている残置ロープを持ちながら向こう側に渡って登った。

ここは左岸を歩く。

ヘツるタカちゃん。

12m滝があらわれた。登るのかと思い滝下を見に行き帰ってくると、タカちゃんが消えた。左壁を見ると何とすでに巻いているではないか-!

左壁を巻くタカちゃん。

巻き終えて滝上から落口をみると悪そうだった。登らなくて正解だった。今度来たらトップロープ垂らして登って見ようっと。

大きな釜のある滝。標高725mにある滝かな。

濡れたくない私は慎重に釜の淵をヘツります。

トイ状の2×10滝です。

トイ状滝の続きです。

2段15m滝。赤線ルートで登りました。1段目は左岸をヘツります。2段目は残置スリングと鎖があるのでそれを使えば登ることができます。

2段15m滝を登ると大滝が見えてきます。

間近に見るとやはりスケールが大きい滝です。左壁を登ります。

左壁の赤線ルートを2ピッチで登りました。40mロープ2本でアルパインスタイルとしました。タカちゃんが1ピッチ目で私が2ピッチ目でした。

1ピッチ目のタカちゃんは途中3カ所でハーケンで支点を取り1ピッチ目の終了点まで登りました。終了点には残置ハーケンが何箇所かありました。

1ピッチ目登攀中。

高度感は結構あります。1ピッチ目の岩は下の方は脆くハーケンはあまり効いていませんでした。3カ所のハーケンの内3番目のハーケンの打ちどころが悪てハーケンを抜くときに片側からしか叩けなくて抜くのに苦労しました。

2ピッチ目は赤線ルートで登りました。①に古いリングボルトがあります(あまり信頼できないもの)。③も登れそうでしたが水の流れで濡れているのと支点が取れそうにないので②の乾いた岩場を登ることにしました。

写真の場所から上にチムニー状の岩があり、そこを登ります。途中のクラックでカム#0.3が使えました。そこから滝の落口方向にトラバースするのですが、そこに残置ハーケンがひとつあります。トラバースすると傾斜は緩くなるで登って行けます。

フォローで登ってくるタカちゃん。

大滝の先は普通の渓相になります。

大滝を登り終え瞑想中のタカちゃん。

2条の滝。左側の水流沿いを登る。

悪そうな滝。登るなら右側だけど今回は右岸を巻いた。

傾斜のあるナメ滝で登れそうがないので巻くことにしましたが、ここで右俣ルートではなく五ノ沢に入っていることが判明。時間も時間なので標高1,289mの登山道目指して詰めることにしました。

支尾根で出て登る私です。

袖平山から続く登山道に出ました。

神ノ川の辺りにある採石場に出ました。

15:20 神ノ川分校跡地に戻って来ました。

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