玄倉川水系_小割沢_2022年3月20日(日)
今日はK隊長とM隊員のKMコンビで西丹沢にある小割沢の沢登りに出掛けた。西丹沢の玄倉にそれぞれの車で朝6時に集合した。早速準備をして中ノ沢林道を歩き始める。小割沢出合までは3kmほどの道程だ。今日の天気は晴れ予報だったが、雲が多くハッキリしない空模様だ。
中ノ沢林道を歩く、流離(さすらい)のK隊長。
ミツマタが林道沿いで満開だ。
6:40小割沢出合に到着。
7:00橋の脇から橋の下に降り、入渓。F1はこんな感じで、25mほどの長さ。前半はスラブで後半は滝の落口の傾斜がたっている。
F1の最初の支点はハーケンを打って設置。2つ目と3つ目の支点は残置を利用した。
F1を登ってくるK隊長。フォローの隊長はフリクションを効かせスメアで登る。
直ぐにF2があらわれる。ここはフリーで突破。
そしてF3があらわれた。ここもフリーで突破した。小割沢の滝は、ほとんどの滝に釜があり、釜の深さが深い。
F3を登ってくるK隊長。
F4は1段目、2段目共に深い釜を持っており、M隊員が滝の下に取り付くまでにボルダームーブ的なへつりが必要だった。落ちれば胸位の釜にドボンなのでスリル感抜群だ。K隊長は巻くと言っている。
私はドボンしそうになるも耐えて1段目突破した。そして右壁にハーケンを打ちお助けスリングを設置。K隊長も突破した。2段目は私が右壁を慎重に登り、少し奥のリスにハーケンを2枚打って隊長をビレイした。
ゴルジュに咲くミツマタとK隊長。
写真を撮り忘れてしまったが、へつりが出来ない深い釜を持つ滝にがあらわれた。トライしたが、難しいかったので諦めて巻く事にした。しかし、ゴルジュのため巻くのも大変だったし、谷への復帰も一苦労した。
そしてまた釜のある滝が連続する。
細かいホールドを使って登るK隊長。
ここも滝壺と落ち口に深い釜を持っている。ここは倒木を利用し登った。
ここもへつりが出来なく、尚且つ直ぐ上の滝の状況が掴めずリスクを考え巻く
適当な場所まで巻き懸垂で下降していると更に上流に10m以上ある直登不可能な滝が出現。
ロープを仮固定し写真を撮ってまた登り返した。
ようやく谷に復帰。
降りた所はP560の右俣と左俣に別れる二俣付近。
今回は左俣に進む。
そしてまた取り付困難な滝に。
ここも巻いたが悪すぎなのでロープを出して高巻き。
1ピッチ登って上流側を見ると、沢の先に直登困難と思われる滝が見えた。岩が脆くハーケンは打てないし灌木も少ない。細い枝を束ねて気休めの支点を取り2ピッチ目を左のルンゼをランナウトしながらのヒヤヒヤのクライミングだった。
ようやく安定した場所でK隊長をビレイした。写真の奥が進行方向の沢だが、時間はすでに11時半になっていた。今日の天気は午後から雨予報なので、どうするかK隊長と相談。ここの100m上には下山予定の尾根がある。
K隊長曰く、今日は巻きばっかりの満腹食堂というこで詰め上がることにした。
3ピッチ目までロープ出して登攀した(3ピッチ目はロープでつながっているだけ)
弥七沢右岸尾根を読図で下り、弥七沢出合いにおりた。中ノ沢林道は護岸工事が盛んに進んでおり、考えておりないとフェンスがじゃまでおりられなくなります。駐車場に着くに14時少し前に到着した。小雨も降り始めていたので早め撤収判断は正解だった。グレード2級の沢だけど巻き含めたらそれ以上のグレードの沢に思えた。