玄倉川水系_女郎小屋沢_2022年7月23日(土)

 今日はMKKトリオで丹沢の難渓のひとつ女郎小屋沢にチャレンジ。玄倉林道は車が入れなくなり、丹沢湖のユーシン渓谷駐車場からのアプローチになる。クマちゃんは自宅を5時に出発し、隊長を拾って玄倉のユーシン渓谷駐車場に向かう。タカちゃんとはユーシン渓谷駐車場で落ち合うことにした。駐車場には6時少し過ぎに到着した。タカちゃんはすでに到着していたが駐車している車がタカちゃんの車とわれわれの車だけだった。珍しいこともあるもんだ。早速準備していざ出陣となった。

 入渓点まではおよそ1時間の林道歩きだ。入渓点には「あぶない!!」の看板があるのですぐわかった。玄倉川におりると、ヤマユリとリンドウだろうか献花されていた。ここで沢装備を装着し、玄倉川を渡渉し女郎小屋沢に入渓する。

 オタマジャクシたくさん泳いでいる沢の中を歩いて行く。大きな堰堤がふたつあるが向かって右側が登れるようになっているので難なく超える。最初は小滝があるが30分ほど歩くと3条15m滝のF1が現れる。

 その後の滝では何度かロープを出す場面があった。

 野猿棚の滝はスラブ系の滝でホールドが小さくカチの利用が多くシビアな登りとなったが、滝が連続して現れて楽しむことができた。野猿棚を過ぎるとCSのあるチムニーがあり、少し難しい登りとなった。

 最後に現れるV字ゴルジュは圧巻で東沢とのコルに詰め上がる。最後の詰めは花崗岩のザレ場なのでチェーンスパイクがあると良い(クマは忘れた。今週の忘れ物は沢靴の中敷きとチェーンスパイクだった。中敷きがないと少しぶかぶかでつま先の効きが甘く感じられた。)

 コルからの東沢への下りは最初だけ懸垂下降したが、最後にクマが下りるとロープが重く回収できないので登り返す。支点の場所が悪かったので強度は頼りないが回収できる支点に変更して無事に懸垂下降してロープを回収した。

 その後の東沢は滝もなく注意深く下りれば難なく下りることができる。東沢を下りると綺麗なナメ滝の横に出た。そこから小川谷廊下に沢を下って行き、少し沢を登り返すといつもの小川谷廊下の終了点付近に着いた。そこから下山道に入り無事ユーシン渓谷駐車場に戻ることができた。帰り道ではヤマユリや珍しいアカイカタケを見ることができた。

06:20 ユーシン渓谷駐車場を出発。

07:24 境隧道を通過。

07:32 目印の看板に到着。看板の後に玄倉川へおりるトレースがあります。

玄倉川に下りて沢装備になり、向岸の女郎小屋沢の入渓点に渡渉してわたります。

入渓直後、オタマジャクシがたくさんいます。

最初は至って平凡な渓相です。

最初の堰堤が現れます。

大きな堰堤ですが写真の右側に登るステップが設置されています。

1つ目の堰堤を越えて歩く隊長とタカちゃん。

2つ目の堰堤が現れます。

この堰堤も右側に登るステップが設置されていますが、下に土砂が積もっており残置ロープがあります。

堰堤を越えても暫くは平凡な渓相です。丹沢の谷200ルートのトポにある2×5m岩でしょうか。

2m滝です。写真の左側をフリーで越えます。

段になった滝です。フリーです。

二俣が現れます。写真右側が向山沢です。左側に進みます。

イワタバコの花が綺麗に咲いています。

ここは写真右側の斜面に乗り上げて通過。

暫く進むと3条15m滝が現れます。

40mロープを出しタカちゃんリードで登りはじめる。3つ目の流芯(写真右側)の右側を左上し、流芯を少し登って、流芯の左側(真ん中の流芯と写真右側の流芯の間)を登ります。途中、3ヶ所は残置支点ありますが、上部のちょうど良い場所にないためハーケン打った(クマが回収したが、このハーケンは効いていなかった)。セカンドは隊長です。フェルト底の沢タビですが難なく登りました。最終はクマが登りました。登攀系の沢なのでラバー底の沢靴をチョイスですがつま先がカチッと決まる分登り安かった印象です。滝上部のルートで写真左側に行くケースが多いのですが今回のルートが良い気がします。

09:12に3条15mの滝を越えて一安心。

V字ゴルジュを進むタカちゃん。

ここは写真右方向に登ります。

登ったところにある大岩と大岩の間を登るのですがザックが引っ掛かり登れません。私は間で引っ掛かった状態でザックを外して登りました。タカちゃんと隊長は事前にザックを外しましたが隊長は登るのに苦労したようです。

標高690mの二俣になった滝です。写真左側の流量の多い滝の左壁を登ります。

タカちゃんリード。苔が密集しているので注意深く登ります。一度流芯に近づくように登って行き、流芯左側を登ります。

隊長がビレイ中です。

隊長がミッテルで続きます。

この滝は写真左側をフリーで登りました。

野猿棚と思ったら違うみたいです。

また、普通の沢に戻りました。

二俣ですが写真右側に進みます。

ここは写真左側の流芯をフリクション効かして登ります。

岩ゴロゴロコースです。

倒木マシマシコースです。

ここが野猿棚の入り口でしょうか。

タカちゃんが大木の倒木に感動しています。

難しそうな滝が現れます(内心巻きたくなりました)。

タカちゃん、果敢にリードします。取付でずり落ちましたが再チャレンジ。途中、ハーケン打って突破しました。よっ!若旦那って感じです(若くはないですが^^;)

隊長が登ります。フェルト底は登りづらそうです。

私も登ります。

ここはフリーで登ったような気がします。

野猿棚を通過した隊長とタカちゃん。野猿棚はかなり手強かったです。カチのような小さなホールドが多いです。

V字ゴルジュ帯に入ります。

CS付きチムニーが現れます(「昇天の氷柱」を思い出しました。わからない人は無視してください)。上のCSをかわして登るが少し難儀です。

CSを越えるのに難儀する隊長。

チムニーを越えると二俣です。大岩のある左側に進みます。

隊長がこんなに狭いゴルジュがどうやってできたんだろうとしきりにボヤきます。

ゴルジュを感慨深く見るタカちゃん。女郎小屋沢が後少しで終わるので惜しんでました。

女郎小屋乗越への登り。花崗岩のザレで登りづらいです。チェーンスパイクがあればなー

隊長もう少しですよ!(女郎小屋乗越を目指す隊長)

東沢の下り。懸垂下降でおりますが40mロープだと少し足りないかもですが何とかなります。支点にとった場所が悪くて最後の私が登り返し、支点変更し再び懸垂下降。他のふたりはチェーンスパイク装着済みですが私は慎重におります。

東沢を下りきったところのナメ滝。癒されるー

沢を下っていきますが滝のあるところには残置ロープがあり、問題なく下りることができます。

黒い岩質と白い岩質がはっきりと分かれていて素晴らしいです。こう思うのは私だけですが。

小川谷廊下の終了点です。少し登り返します。

小川谷廊下の最終堰堤。ここから右岸にあがり休憩して帰ります。

帰り道で出会ったヤマユリ。

ホタルブクロ。

キノコは同定が難しいのでわかりません。

Googleの写真検索で調べたらマッシュルームだって😂

こいつはアカイカタケです。結構珍しいみたいで、京都府レッドデータブックに載っているそうです。

今日は色々と時間がかかりユーシン渓谷駐車場に戻ったのは16時ごろでした。

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