一ノ瀬川水系_大常木谷_2024年6月8日(土)から2日間

 今週はシュウちゃん、リョウちゃんと大常木谷の沢登りに一泊ででかけた。隊長は都合が悪く不参加。日帰りではないので多少時間に余裕があり、朝6時過ぎに鶴巻温泉駅に集合し車一台で出発した。伊勢原大山ICから高速に乗り圏央道で上野原ICまで行く予定だったが、案の定、八王子JCTの大分前で渋滞が発生していたので相模原ICで降りて下道で上野原に向かい小菅村を経由して一ノ瀬林道の駐車スペースに9時ごろ着いた。

 今日のルートは、1日目は一ノ瀬林道から一ノ瀬川に降りて一ノ瀬川を下降し大常木谷出合まで行く。そこから大常木谷に入り、会所小屋跡まで遡行し一泊。2日目は会所小屋跡から大常木林道のトラバース道を進みモリ尾根の少し先から竜喰谷の枝沢の源頭部から竜喰谷に入り、竜喰谷を一ノ瀬川出合まで下降し一ノ瀬林道に上がるルートだ。

 天気は初日は快晴で2日目はくもりだったが雨はふらなかった。

 共同装備は、30mロープ2本、ハーケン、ハンマー、カム類。使用したのは30mロープ1本のみだった。

 ヤマレコにも今回の沢登りの記録があります。興味ある方はご覧ください。

朝9時過ぎに一ノ瀬林道大常木谷下降点の手前の駐車スペースについた。我々より先に来ている方々がいて行き先を聞いたら大常木谷ということだった。この方々は車をとめた後ろの斜面を降りて行かれた。後でわかったが一ノ瀬川におりることはできたが、そこから大常木谷出合まで2時間かかったとのことだ。

我々は準備をして一ノ瀬林道を少し遡り支尾根から一ノ瀬川に降りるルートを選択した。

天気は快晴で沢日和だ。

一ノ瀬林道を外れ支尾根を降りる。

一ノ瀬川に着いた。ここから一ノ瀬川を下って行く。水量が多くどこを渡渉するか迷ったが赤線ルートで渡渉した。

シュウちゃん、リョウちゃんも準備完了だ。

一ノ瀬川を下るのも一苦労でした。

苔がモフモフだ。

大常木谷出合についた。

沢の水面が鏡のようで綺麗だ。

左岸、右岸が崖で覆われている雰囲気だ。

ナメ滝があらわれた。

沢も結構深くなってきました。

最初は釜にできるだけ入らないようにクリア。

ということで岩登りです。

この釜も深い。

ここら辺から、へつりを使い始めました。

ここは左岸から。

ゴルジュ地形になります。

五間ノ滝8mがあらわれます。雰囲気が暗く水量が多いせいか威圧されます。釜の右側をへつり水流右脇をロープを引きずりながらフリーで登りました。滝上に残置支点が構築されていたので利用しました。

更に遡上すると千苦ノ滝25mがあらわれます。水の勢いがあるので迫力があります。左側を登る人もいるみたいですが我々は左岸を素直に巻きます。

千苦ノ滝25mの落口です。

下調べしすぎて千苦ノ滝の高巻きをビビってたリョウちゃんも何とか登ってきました。大分シビレたと言っていました。

シュウちゃんは余裕の表情で登って来ます。

千苦ノ滝を越えると沢は少し大人しい渓相になります。

再びゴルジュっぽくなって来ました。

山女魚淵につきました。水量はかなりあります。手前から泳いで左岸の残置ロープ(2本のうち最初の1本)をつかみました。次の残置スリングをつかもうとしましたが、左岸の水面下の岩がヌメって中々つかめません。水面より上の岩はすべらないので足を上にあげて何とか次のスリングをつかみました。そこから力付くで左岸に登りました。その後はへつって行こうと思いましたが行き詰まり。一息ついてどうしようかなと考えていたら大きな倒木を使えそうだったので、この倒木と左岸で突っ張りながら前進しクリアできました。泳ぎが得意なら泳いでも行けそうですがチャレンジは次回にすることにします。(この写真は銀座山の会の方に頂いた写真を一部加工したものです。銀座山の会の方ありがとうございました。)

山女魚淵をクリアして進むシュウちゃんとリョウちゃん。リョウちゃんはライフジャケットで楽々クリアだったみたいです(ロープで引き上げましたが)。

早川淵が見えてきた。早川淵は、右岸を巻いて通過した。

ルアーでアマゴを釣っているおじさんと出会ました。

テンカラをしているおじさんにも合いました。

威厳のある巨木。横には枝沢が流れていた。

きれいな釜を持つ滝。

大岩が鎮座している。

不動滝2段5m+7mは、青線ルートを登ろうと思っていたが山女魚淵から低体温気味だったので断念。左岸を巻いた。

右岸を巻いている途中で不動滝の上段を見ることができた。

この滝の釜も綺麗だ。

ナメ滝です。今日の大常木谷は水中の沢床がヌメッているのでナメが怖いんです。

水量が減って来ました。

沢のスケールもこじんまりとしています。

16時過ぎに会所小屋跡に到着。リョウちゃんと私はタープ泊でシュウちゃんはツェルト泊でした。リョウちゃんが頑張って焚火を点けてくれました。

夜も深まりアルコール飲みながら談笑です。鶏肉の塩麹漬けが美味しいと言ってくれて一安心。夜10時就寝。

翌朝、私はいつもの習慣で朝4時に起床。お湯を沸かしコーヒーを2杯頂く。シュウちゃん起きたみたいですがリョウちゃんは私の横で熟睡してました。しばらくたって私は朝食で日清の完全メシ・カレーメシ・ 欧風カレーをはじめて頂く。意外とイケた。別のも試してみよう。朝も焚火を点けてまったりでした。銀座山の会の方々も登ってきて朝6時には下山して行きました。我々の出発は朝7時でした。

大常木林道というトラバース道を進みます。林道という名称ですが普通の登山道の方が歩きやすいです。

かなり進んだところに木道がかかっていますがかなり老朽化していました。

次の木道は斜めに傾いています。

リョウちゃんが平均台のように慎重に渡ってきます。

次の木道は半崩壊しており山側を使ってクリアしました。

この倒木は残置トラロープを使ってクリア。

林道には熊のものと思われるフィールドサインも。縄張りの主張ですかね。私は竜喰谷への下降点に気が付かず林道をどんどん進んでしまい。リョウちゃんに呼び止められました。そこから林道を引き返し竜喰谷に続く源頭部の下降点へ。

林道直下の源頭部は歩きやすかったですがだんだんと石がゴロゴロして歩きずらくなりました。

竜喰谷までもう少しです。曲り滝が見えました。竜喰谷に降りて下降をはじめましたが最初の滝で行き詰まり考えている時に竜喰谷の沢登りをしている方々が登って来たのでルートがわかり懸垂下降でおりました。

滝を避けながら下降するので思った以上に時間がかかりました。

この滝は左岸から懸垂下降でおりました。

上の写真の滝を懸垂下降するリョウちゃん。そして順番待ちのシュウちゃんです。

ここは泳ぎかと思いましたがギリギリセーフでへつって通過しました。

登りとは違うテクニックを使うので下りは大変でした。

アミガサタケの老菌です。

ギンリョウソウ。

一ノ瀬川との出合に着きました。ここから滝の右側を越えて一ノ瀬川を少し遡上して一ノ瀬林道に登るルートもあるらしいですが、我々は一ノ瀬川を少し下降して一ノ瀬林道に登りました。渡渉は水量が多かったので3人で肩を組んで渡りました。

一ノ瀬林道に最後急登を登って着きました。お疲れ様でした。

一ノ瀬林道を歩いて車をとめた駐車スペースに戻る途中で新し目のフェンスを突き破って大木が落ちて来ていました。

13時30分に駐車スペースに何とか戻りました。

帰り道で道の駅たばやまにより、のめこい湯で入浴。そしてお決まりのソフトクリームで乾杯!

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