荒船山_2022年3月21日(月)
先日、荒船山の「昇天の氷柱」をアイスクライミングで登攀したが、荒船山の頂上にはヘロヘロで行けなかった。この心残りを解消するべく荒船山に行くことにした。そして先週、白毛門の帰りによった永井食堂のもつ煮定食を食べたときにM隊員の言った一言。「荒船の湯のもつ煮の方が美味かった」ということが確かめるということも荒船山に行く目的のひとつとなった。
朝3時半に自宅を出発し、伊勢原大山ICから下仁田ICまで高速を使用した。その後、荒船の湯の手前の相沢登山口の看板のある分岐を左に入り、道沿いに進むと登山口がある。私は登山口を見過ごし、そのまま林道を上がり、落石が林道を塞いでいる場所で車を停めた。車をゆっくり動かせばクリアできると思ったが、ガガガという音で車の底を擦り、会えなくバック。車を降り自分で落石をどかし、何かおかしいことに気が付き、落石のあった先に広いスペースがあったのでUターンして引き返した。少しおりたところで軽ワゴンのおじさんに聞いたらもう少し下の路肩に駐車して登山しているという話だった。早速降りていくと堰堤の工事をしている臨時の建物の横が駐車スペースだった。
6:30トラブルはあったが相沢登山口の駐車スペースに到着。2~3台しか停めれないが一番乗りだった。
写真の案内図の左側から登山道が伸びている。出だしはコンクリートで舗装されていた。
6:36相沢登山口の看板を見て登山開始。
少し登るとと祠があった。
登山道は傾斜が緩く、凸凹も少なく歩きやすい。
山頂と書いた看板というか落とし物。
登山道の至るところに木で作った動物たちがおいてある。
7:30艫岩(ともいわ)の緑色の看板がある相沢奥壁大氷柱に行くルートの分岐点に着いた。ここを左方向に沢を渡渉し進む。
沢を渡るときに撮った写真。沢を渡って斜面を左側にトラバースするように尾根に向かって登っていく。登山道ではないがトレースはくっきりしていた。
尾根の登りはかなり急登だ。登って行くと「相沢奥壁大氷柱」の看板がある。看板のとおりに進むと大氷柱が見えてくる。大氷柱の手前はザレ場だ。トレースはあるが浮石が多く気を使う。トレースは3方向に走っていたが真ん中のトレースが正解みたいだ。我々は一番したのトレースを進んだ後で上に登るのに苦労した。まぁ雪が積もっていてアイゼンを装着していれば問題ないが。
8:00過ぎ迫力満点の大氷柱に到着した。3/13日のヤマレコの写真をみると滝は上までつながっていたので、1週間でなくなったみたいだ。
相沢奥壁大氷柱から分岐点まで一度下山して再び荒船山に登る。8:50中の宮に到着した。
どうみて普通の登山者の格好じゃないな(笑)どちらかと言えば猟師かな。
登山口の案内図に9/25中の宮周辺で熊の親子が目撃されたとあった。
つらら岩(私が勝手に命名)
3匹の子豚かどうかは不明。
荒船山の上に近づくにつれて雪があらわれる。
9:47荒船山の船体部分の下に着いた。
荒船山の船体部分の登り。かなりの急登だが階段や手摺りが設置されている。雪が積もり手摺りが低くなり登りづらい箇所もあった。階段も足を乗せる部分の8割方が雪が積もっていた。
10:00荒船山の上に着いた。まず艫岩に行くことした。
艫岩到着。3週間前にアイスクライミングで登った「昇天の氷柱」の上部はまだ凍っているみたいだ。
艫岩の展望台からの風景。
噴煙をあげる浅間山。
荒船山の避難小屋。
荒船山の上は平らな森のような雰囲気だ。
「皇朝最古修武之地」とある。私にはチンプンカンプンの世界だ。
クリンソウ群生地とある。サクラソウ科の植物らしい。妙高山や御嶽山に群生地があるらしい。
10:55荒船山の頂上に到着した。
下にも頂上を示す表示板がある。
頂上にある祠。
荒船山の山頂の手前にあった掘り起こされた跡、たぶんイノシシのしわざだ。
下りは登り以上に気を使った。長靴で登った私も下りはチェーンスパイクを装着した。
荒船山の山頂直下の急登を下り終えると歩きやすい登山道となる。途中、少し危険なトラバース道もあるが総じて歩きやすい登山道。
何という岩質かわからないが層状に積み重なったようになっている。
本当に歩きやすく。歩が進む。
途中、蔓状の木が隣の木を蔓で巻いて根こそぎ倒していた。自然界の生存競争はすごい。
標高が下がると木の根元に苔が付着していた。
これも苔。
12:47駐車スペースに到着。
13:08第二の目的地、荒船の湯に到着した。
風呂上がりに真っ先に食したのはこれ。神津牧場のソフトクリーム。
豚丼はご飯の量が多いので二人で豚丼ともつ煮定食を頼み。もつ煮定食のご飯はなしにしてもらった。それでもご飯が余った。
さて、最終的な結論を述べよう。永井食堂のもつ煮とこっちのもつ煮の比較だ。こちらのもつ煮が美味かった。