魚野川水系_米子沢_2022年7月2日(土)

 今日は隊長とタカちゃん、そしてクマで魚野川水系の米子沢に沢登りに出かけた。キーちゃんも行きたがっていたが用事があり不参加。朝3時半に私の自宅に集合し出発した。伊勢原大山ICから入り、東名、圏央道、関越を使い塩沢石打ICを出て桜坂駐車場に向かう。7時前に駐車場に着いたが駐車場はほぼ満杯で駐車場脇の山林の前のスペースに何とか駐車した。

 恒例となったクマの今日の忘れ物は最強だった。高速に乗る前にペットボトルの水を買うのを忘れた。塩沢石打ICから桜坂駐車場までの道路沿いにはコンビニはなそうだったのでタカちゃんに260円借りて自販機で水を購入した。何でタカちゃんに260円借りたかって?もうおわかりでしょう。現金忘れた(^_^;)今日はそれに付け加えて免許証やクレジットカード、着替えの入ったザックを忘れた。極めつけは、動画用のカメラ。沢登り中動画をずっと撮っているつもりなっていたが、途中でカメラの画面に表示がでるのでおかしいと思っていたが表示文字が小さすぎて私には見えない。沢登りも終盤になり、カメラをタカちゃんに見せて「何てでてる?」と聞いたら、何と!何と〜!SDカードが入ってませんって(^^;)

ということで今回の沢登り、最強づくしで、クマの忘れ物最強、沢の巻きも最強、景色も最強、花も最強、下山の暑さも最強(最高気温は、34℃だったらしい)となり、帰りはそば処中野屋湯沢本店でおいしいへぎそばを食べて帰路についた。

 本日の装備は、8mmの30mロープ1 本、ハーケン、ハンマー(すべて使用する箇所があった)。ただし、沢の状況とメンバーの力量により、使用せず遡行可能な場合もあると思う。ラバーソールの沢靴はフェルトとよりヌメリに弱そうだったがその分ヌメリのない岩場ではフェルトに比べて登りやすそうだった。

7時前に桜坂駐車場に到着したが駐車場はほぼ満杯だった。早速準備をして出発したが方向誤り逆方向(車の前方向)に行ってしまい。再び車まで戻り再出発。車の後ろ方向に通行止めの林道がありその林道にそって歩く。

間違った方向に行って戻るときにあった看板。危険なのはわかるが遭難したら多額の費用負担つまり金取るぞという脅し近い文言は余計だろう。「米子沢からの巻機山登山はご遠慮願います。」という文言も分かりづらい。言いたい真意は何なんだろう?

林道を少し歩くと米子沢入口という表示がある。

米子沢に入渓。最初は水流がなく上流に少し遡ると水の流れが出でくる。沢に傾斜はなく最初は大きな岩だらけの河原という感じ。

小さな滝が徐々に増えてきた。

最初に出くわした雪渓。隊長はチェーンスパイクを持って来ていないらしい。タカちゃんと私は雪渓を想定していたので装備万端。スノーブリッジをくぐれるとも思ったが、かなり薄くなっていたので少し引き返し写真右側の雪渓の上に出て上を歩いてわたった。

岩盤の露出度が高くなり、滝も少し大きくなってきた。

少しうねった細い滝。

ナメ滝だけど滝壺は深い。

隊長とタカちゃんは順調に登って行く。

なめの斜面は滑り台のようだ。今日はフェルト底の沢靴を履いてきたが感覚がイマイチだ。

最初のでかい滝。写真左側を登ったかな。

大滝が現れた。ここはセオリー通り右岸を巻いた。

巻いた後の滝。

今日は雲ひとつない晴天で暑いので滝壺で全身水浴びしたタカちゃん。

ソロの先行者の方が登っていきます。

米子沢は上越の沢らしくスケールはデカいですが登りやすいルートが続きます。ただし初級向きの沢でなくある程度経験を積んでからトライする沢ですね。

次の滝に向かうタカちゃん。写真左側を左上して越えました。

この滝は写真左側を登りました。

オタマジャクシプール。

滝をわたるんですがすべり落ちます。

滝の右側を登ります。

ソロの先行者の方が登ってくれるのでルート取りが楽でした。

ここは写真右側を越えていきます。

滝の左側を巻きはじめるタカちゃん。

滝も色々な表情を持っている滝が多く、景色最高です。

ドデカイ雪渓が現れました。少し手前に尖っているところから雪渓に乗り上げ写真右側にある雪渓の上に落ちた岩の横を登って行きました。途中、フェルト底ではすべるので杖になりそうな枝を雪渓の上で見つけて登りました。

雪渓が残っているので水量が少し多いみたいだし水も冷たいです。

オオバキスミレ

コイワカガミ

この滝は写真左側を登りました。

この滝は写真右側から滝壺を回り込んで流芯の右側を登れそうでしたが隊長が巻くというので巻くことにしました(先行して巻いていた初心者っぽい二人組がいました)。ところがこの巻きが本日のメインイベントで踏み跡など全くなく藪こぎの連続でした。途中、下りれそうな場所に出くわし、なんとか巻くことができました。下をみるとソロで登っていた先行者の方が下の沢で我々の方を見ていました。

この滝は最初少し濡れますが写真左側のバンドを左上して登りました。

この辺から振り向くと視界が開け眺めが良くなってきます。

この滝は写真左側に取付少し上に登ってトラバースするように滝上に出ました。

空の雲が綺麗です。

沢はナメ状になってきました。

大分標高があがってきました。

とこどころ小さな沢が水が入り込んでいます。

天空に続いている沢のようです。

タカちゃん絶好調で登っていきます。

なめの途中で休憩。

ハクサンコザクラ

スノーブリッジが現れました。ここより上は雪渓のオンパレードだったのでここで遡行をやめ右岸斜面にある小さな沢をあがることにしました。

タテヤマリンドウ

詰めている途中で撮った米子沢の雪渓。

景色最高!

アカモノ

ナナカマド

13時過ぎ、巻機山に通ずる登山道にでました。ここで長めの休憩をとりました。登山道のまわりにはたくさんの高山植物があります。

ウラジオヨウラク

巻機山の下にも雪渓が残っていました。

一輪だけ咲いていたニッコウキスゲ。

ウラジオヨウラク

ツマトリソウ

ヤマツツジ

15時過ぎ駐車場に戻ってきました。

お疲れ様でした。

帰り道で越後湯沢の駅前の中野屋でへきそばをご馳走になり帰りました。ウメー!

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