利根川水系_赤谷川_笹穴沢_2023年8月5日(土)から2日間
今週はタカちゃんと二人で沢登りに行くことにした。登攀系の沢が好きなタカちゃんに合わせて利根川水系き赤谷川笹穴沢に決定。日帰りで遡行することも可能だが一泊することにした。タカちゃんが頑なにテント泊じゃないと嫌だというので、私だけ平標山の家に泊まることにし予約のため電話すると沢登りの人は食事付きの小屋予約できないとお断りされた。そこで結局、私もテント泊と思っていたのだが50m ロープを背負うことを考えると装備はできるだけ軽くしたい。そこで平標山の家には避難小屋があり、そちらは泊めてくれるようだったので避難小屋に泊まることにして私はテント装備は置いて行くことにした。
事前の天気予報では平標山の天気は良いのだが発雷確率が高いのが気になった。実際には遡行中はずっと晴れていて平標山への尾根の登山道出て平標山の家に下山中に遠くで雷の音が聞こえた程度だった。
アプローチは、自宅を朝3時に出発し、伊勢原大山ICから高速に入り月夜野ICで出て川古温泉に向う。駐車場には6時過ぎに着いた。
ルートは川古温泉を出発し林道を入渓点まで進む。そこから金山沢に入り途中の二俣から笹穴沢に入り、平標山手前の源頭部まで遡行し平標山の登山道に詰め上がる。そこから下山方向に進み平標山の家まで行き、そこで一泊した後、大源太山と黒金山を経由して林道まで下山し、その後残りの林道を川古温泉まで歩く。
装備は、50mダブルロープ1本、ハーケンとハンマー。今回はカム類は所持しなかったが小さめのカムなら使えそうなところはあった。
赤谷川笹穴沢のYoutubeは、こちらです。
6:15 駐車場に着く。早速準備して自転車とともに出発した。
赤谷林道ゲートを自転車を押しながら通過した。
タカちゃんは下りだったので調子良く赤谷川橋まで自転車来てしまったので、ここを左に入った赤谷川橋に自転車を置きました。下山ルートは赤谷川橋の方から出てきます。私は帰りはここから上り坂になるので、ここより手前の林道脇に自転車を置きました。ルートは赤線矢印方向に進みます。
7:41 林道から赤谷川におりると金山沢出合。ここから金山沢に入渓します。
最初は、至って平凡な渓相です。
3連続のゴルジュ泳ぎです。1番目は右壁から攻めます。
2番目は私は素直に泳ぎましたが、タカちゃんはなぜかヘツってます。その後行き詰まり、結局下りて反対側に取付きクリアしました。
3番目は右壁から行きましたが滑っていて滝までたどり着けないので途中で泳いで突っ張りでの水線突破となりました。
ここは右岸から。
6m滝。タカちゃん、やる気満々です。
ナメ滝。
2条3m滝。左のトイ状を登りました。
ナメ滝6m。左側の赤線矢印ルートの溝部分を登る。
右岸から登った。
クロガネ岩峰が見えた。
綺麗なお釜だ。
幅広ナメ滝8m。ここも右岸から通過する。
2段の5m滝。
8m滝。ここは左側の水流に沿って登った方が良かったかもしれない。左岸を私は登ったが、タカちゃんが途中で行き詰まり、滝の上からロープでタカちゃんのところまで下りてフィックスロープで登ってもらった。
幅広滝8m。赤線ルートをフリーで登る。
2段30m滝があらわれた。迫力がある。
一段目はタカちゃんとフリーで登る。2段目はロープを出して私がリードで登った。少し滑っていたがナメのような感じでは無いので登れた。少し登ったところに残置ハーケンあり。
10m滝。赤線ルートをタカちゃんがリードで登る。
10m滝。左壁の赤線ルートをフリーで登った。
私が登っているところ。少し悪い。
ナメだ。
7m滝。赤線ルートをフリーで登る。
20m滝。赤線ルートをフリーで登る。結構悪く、同行メンバーによってはロープが必要だ。
登攀中の私。
核心の40m滝。右壁を登る。左壁も登るらしいが悪いらしい。
50 mロープでギリだ。私がリードで登る。ロープが25m出たところに残置ハーケンがあった。その先に支点構築にもってこいの尖った岩があった(赤丸部分)のでスリング支点を作ろうとしたが岩が動いたのやめた。いつか落ちそうな岩なので非常に危険だ。右壁を登っている様子は、Youtubeのこちらで。
大ナメ滝120m。各々好き勝手にフリーで登る。
絶景の景色だ。
斜めに落ちる20m滝。右壁を登ったかな。
7m滝。左岸からクリア。
6m滝。こちらも左岸から。
4m滝。
10m滝。意外とこれが核心だったりしてここで手こずった。滝の直登はできそうにない。左岸を巻くはずだがトレースっぽいものがない。一度左岸取り付いたが悪いし、高く上がり過ぎたので笹薮の藪こぎが大変そうということで元の滝下に戻る。再度、滝下をよ~く観察すると赤矢印のところにチムニー状の登れそうな部分あり、タカちゃんがハーケン2つ打って何とか登る。ただバレーボール台の岩を落とされ、私はびっくりこいた。何とか逃げた。結論を言えば、藪こぎもなく一番短いルートで巻くことができた。結果良し!
10m滝を抜けると源頭部の雰囲気に変わる。
精神的に疲れたタカちゃんが休憩中です。
途中の源流部の分岐を左に入り詰め上がります。
最後の笹薮漕ぎゾーン。
笹薮を超えてお花畑に出た。
平標山から平標山の家に続く登山道にやっと出た。
山の家が見えてきた。もう少しだ。ここら辺で遠くで雷鳴が聞こえた。
16:30 山の家に到着。
最初は避難小屋(料金2,000円)を利用するのは私だけで、タカちゃんはテント泊予定だったが、「夜、雷来るかもよ」って脅かしたら、タカちゃんも避難小屋に泊まるというので、二人で泊まることになった。結局、避難小屋は私とタカちゃんだけで、貸し切りだった。写真のドアを開けると綺麗なトイレがあるし、水もただなので今まで泊まった避難小屋では一番良かった。
翌朝、平標山をのぞむ。
朝6時過ぎ、「お世話になりました」と声をかけ、平標山の家をあとにする。
テン場は、8張りぐらい張れるみたいだが、今日は2つだけだった。
ガクアジサイが綺麗だ。
下山道の分岐。大源太山に向う。
6:51 大源太山の頂上に着いた。ここら辺から、周りで虫がブンブンうるさくなる。
7:11 黒金山に着いた。ここから下山中にブンブンがアブの襲撃だとわかり大変だった。アブは黒色が大好きで、私の下半身は黒だったので立ち止まるとアブがすぐに血を吸いにくる。ピンタをくらわし退治するけど切りがない(10匹以上は仕留めた)。
8:20 アブの襲撃の中、やっと林道との合流点に到着した。
大汗をかいたタカちゃんが冷却中です。
8:58 林道を下り、赤谷川橋に到着。
タカちゃんの自転車だ。
9:31 駐車場に到着。自転車で林道を下ったため帰りは超楽チンだった。
帰りは車で15分ぐらいのところにあるいこいの湯でひと風呂。入浴料大人300円だが、石鹸とシャンプーは自前で持って行く。
朝10時からなので、まだ誰もいなかった。ただ、湯船のお湯の温度が、なんと50℃で熱々だった。水道水を投入して、やっと入ることができた。