霧積温泉_アイス_2023年1月21日(土)
今週は、60M問題に悩まされた。昨年はアイスクライミングに4回行ったが、所持する装備のロープの長さについて考えさえすることなく、4回とも50mロープで問題なかった。今年もアイスクライミングのシーズンになり、昨年より行動範囲が広がると俄然、ロープの長さが50mでは「足りない〜!」ことがわかった。色々調べてみると日本のアイスクライミングには、60mのロープがベストマッチらしい。
という訳で週末までどこに行くか決められずにいたが、結局、今回も50mロープで登れるサイトに出掛けることにした。氷の状況も考えれば選択肢はほとんど無く、神津牧場か霧積温泉ぐらいしか思い当たらないので、行ったことのない霧積温泉に行くことした。
メンバーは、私とタカちゃん。隊長はまじめに仕事するらしい。ギックリキョウちゃんとユウちゃんは、帰還兵のように湯河原幕岩にリハビリクライミング行くようだ。
いつものように朝3時30分に私の自宅に集合し出発した。伊勢原大山ICから松井田妙義ICまで高速に乗る。午前4時までに高速に乗れば深夜割りが適用になるからだ。タカちゃんが高速の適用時間が変わるらしい話や距離によって割引率が変わる話聞きながら、私のエクストレイルをかりタカちゃんの運転で霧積まで向かう。
高速をおりると、県道51号線、国道18号線、県道56号線をつないで目的地の霧積温泉金湯館駐車場に着いた。いつものように一番乗り、朝6時過ぎで、あたりはまだ暗い。
車の中で明るくなるのを待って6時半を過ぎて明るくなって来たので準備して歩き出した。
駐車場から続く林道。車は通れそうにない道だった。
このボロ橋の入口手前を左側に入る。アプローチは無いぐらいに近くものの5分程度で目的地に着く。橋を渡った先はたぶん霧積温泉金湯館に続く道だと思う。
誰もいないゲレンデでタカちゃんとどこ登ろうかと言う話になった。ここのゲレンデは沢の右岸に氷瀑がある沢の水流方向は初心者に登りやすそうな斜面だが水流で斜面の真ん中が凍っていない。
という訳で人気のありそうな垂直に近い一番近い右岸斜面の❶を登ることにした。右岸の左側から右岸斜面の上部に登れそうなのでタカちゃんがロープを持って登って行きTR(トップロープ)を張った。
タカちゃん下りて来てTRで登る。ここは人気のゲレンデで多くの人が登るので氷にはアックスをかける穴がすでにあいているのでアックス叩き込む必要がないらしく、アブザべ(observationの略。登るルートを登る前に見ること)で少し被っていると言っていた氷柱を難なく登って行きクリア。
この時点で右岸斜面の一番左側には、茅ヶ崎山岳会の3名の方がロープを張った。
タカちゃんと相談し、そのまま支点まで私が登り、最初にロープを張った左側に移動することにした。私がTRで登るとアイス部分は少し被っているけど問題なくクリア。がしかし、氷が無くなり、土が寒さで固まった斜面をアックスがかかる部分を探しながら支点まで登る方が緊張感満載だった。支点は一番上部にあり、移動させる支点はそこから下におりた斜面にある。安全を確保しながら支点を移動するのに難儀した。
目新しいチェーンに支点を移動し、さぁ懸垂下降で下りようかと思ったらルベルソ(下降器)を忘れた。しょうがないのでムンター・ヒッチで懸垂下降する。下りながら登る時に危険なツララを落としながら下りる。
真ん中にかけたロープで登るタカちゃん。
ロープをかけたのは、この支点で終わり。右岸斜面を見渡すとロープが5本も張られていて入る隙間は無し。隣の茅ヶ崎山岳会の方と話して、我々の場所に茅ヶ崎山岳会のロープを張って、左隣の斜面(前の写真❷)を茅ヶ崎山岳会のロープをお借りしてタカちゃんと私が1本ずつ登らしてもらい午前11時過ぎには本日営業終了することにした。
右岸斜面の右側奥では講習を行っていた。
駐車場までの帰り道で斜面の上に登れそうな氷爆があった。
その隣にも登れそうな斜面。
帰り道で来るときには暗くて見ることができなかった隠れ橋の氷瀑を見る。アイスクライミングをしていた人に聞くとやはり60mロープが必要とのことだった。
その後、タカちゃんが霧積ダムを見たいというので寄り道し、峠の湯に行く。
峠の湯は豪華な建物だった。
入浴後、ここで昼食とも思ったがタカちゃんの提案で入浴だけにして食事は他の場所にすることにした。因みにここの水風呂は超ー!冷たかった(笑)入浴後、お決まりのソフトクリーム。む〜神津牧場のソフトクリームの方がミルク感強くうまいな。
蕎麦屋田舎やの門構え
そしてフィナーレは、蕎麦屋の「田舎や」さんへ昔のお城のような石積の上に白い漆喰の建物まるで時代劇の建物ような店舗だった。タカちゃんと天ざるを食す。蕎麦は硬めで少し幅のある田舎風、天ぷらは、マイタケ、人参、カボチャ、サツマイモ、エビ。1400円なり。
ボリュームだっぷり。