瑞牆山_トムソーヤの冒険_2023年11月3日(金)
今週は3連休で最初の二日間は天気予報もバッチリだが金曜日の3日は会社が休みじゃない。どうしても山に行きたい私は会社を休み昨年までさがみの会に所属したキョウちゃんユウちゃんと瑞牆山でマルチピッチクライミングに行くことにした。以前から登りたいと密かに思っていた「トムソーヤの冒険」というルートだ。
朝3時40分ごろ自宅を出発し高速に乗る。3連休ということもあって圏央道、中央高速とも車が多かったが渋滞することはなく車を走らせた。途中、双葉SAでトイレ休憩。前回Googleナビで瑞牆山に行ったときに高速を下りてからセブン−イレブンがひとつも無かったことを思い出し、双葉SAに併設された双葉スマートIC出口から高速を出た。途中、セブン−イレブンに寄って朝6時半ごろ瑞牆山県営無料駐車場に着くと駐車場はほぼ満杯で駐車場にあがる道路の路肩に駐車した。そうしたら偶然、車を停めた2台先にキョウちゃんユウちゃんたちの車が停まっていた。
アプローチは瑞牆山荘から富士見平小屋を経由して登山道を2時間ほど登る。そこから登山道を外れて薄い踏み跡に沿って「トムソーヤの冒険」の取付に向かう。そこから瑞牆山の頂上に向かって長短合わせて8ピッチのクライミングだ。
本日の共同装備は、50mダブルロープ2本、カム(#0.4、#0.5、#0.75、#1×2、#2×2、#3、#4、#5)ただし、#0.75と#1×2は使わなかったかもしれない。120cmスリング2本、60cmアルパインヌンチャク2本、120cmスリングは支点構築で使用した。60cmアルヌンは1度だけ使用した。共同装備のダブルロープ1本とカムの#4、#5は取付までユウちゃんに担いでもらった。
朝6:45準備をして出発したときは車で満杯だった。
いつもと変わらない瑞牆山荘。
紅葉の中の登山道を登って行きます。
富士見平小屋で少し休憩。
7:58 桃太郎岩に着きました。
桃太郎岩から更に45分ほど登ります。
登山道から外れて「トムソーヤの冒険」の取付に向かいます。
登る準備をしている私です。木に白テープが付いているのが取付の目印みたいです。1ピッチ目は、木と岩の間に体を入れ背中と足で突っ張りながら登ります。普通のクライミングでは、あまりやらない登り方にキョウちゃんユウちゃんは楽しそうでした。
2ピッチ目の穴に入ります。ここはヘッデン点灯です。
2ピッチ目も最初は背中のザックと足で岩を突っ張りながら、ずり上がる感じで登ります。ある程度登ったら写真の右の溝に入り左右の足で岩を突っ張りながら登って行く感じです。最後はザックが引っかかる穴を抜けるように登ります。こういう登りに慣れていない人は苦労するかもしれません。支点はカムで構築しました。
ユウちゃんが登って来ました。登ったところは踊り場みたいになっています。このビレイポイントから更に短い3ピッチ目を両足で突っ張りながら登り穴から抜け出します。
4ピッチ目は溝に沿って登って行く感じです。アルバインヌンチャクで1箇所だけ支点を取りました。登り詰めたところに四角くくり抜いたような岩穴があり、そこでカムで支点構築します。5ピッチ目で岩穴から抜け出したら少し歩くと「だるまフェイス」に着きます。
6ピッチ目の「だるまフェイス」を登ります。最初は正対した普通のクライミングで少し登り、アンダーに持ち替えて更に登ります。その後はクラックに沿って登りますがクラックの右側を登る方が登りやすいと思います。ジャミングだけでなくレイバックなどを使いならが登ります。
カムは豊富にあったので4箇所ほど支点を取りました。
「だるまフェイス」の終了点には残置スリングが何本か巻いてありました。下で登るのを待つキョウちゃんユウちゃんが見えます。
7ピッチ目は短いですがトラバースします。岩を少しおりたところにステップがあります。左の岩肌に斜め上に向かって走る溝を手でホールドしながら登ります。足はステミングです。ビレイ器を回収し忘れたのでインクノットで対応しました。次の写真右側に登るピッチはフリーでも行けそうでしたがロープでビレイしました(ピッチ数には入れていません)。
瑞牆山直下の8ピッチ目です。どちらかというとアルパインクライミングに近いイメージです。キョウちゃんは少し苦労してました。
最後にザックをおろし小さな穴を匍匐前進のように抜けると瑞牆山頂上に着きます。頂上にはたくさんのギャラリーがいました。
富士山もバッチリ見えました。
13:21 瑞牆山をあとにします。
14:51 車に戻り撤収です。明日は湯河原幕岩のクライミングです。
楽しかった~!!!
私も楽しかったです。また、ユウちゃんとマルチお願いします(笑)